Back to matchesWe found a matchYour institution may have access to this item. Find your institution then sign in to continue.Titleビジネスケース: カルチュア・コンビニエンス・クラブの業態転換.Authors尾 田 基; 藤 山 圭Abstract本論は,カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)がレンタル CD/DVD 事業から複合書 店へと主要事業を転換した経緯を検討し,消費者を識別した購買履歴データの利活用について検討 する。主な論点は 2 つある。第 1 に,レンタルショップから複合書店へと業態転換しているものの, CCC が消費者に訴求する価値は,新たなライフスタイルの提案という点で変わっていない。同社 の蔦屋書店の店舗設計を,他の大型書店と比較することで,ターゲットセグメントや提案する価値 の違いを論じる。CCC の購買履歴データは同社の提案内容の仮説検証ツールとして有効活用され ている。第 2 に,CCC はポイントカードを他社と共通利用できるようにする「共通ポイント」の 日本市場における創始者である。共通ポイントの開始当初の事業環境や意図していた付加価値と, その後,競合各社が参入し,スマートフォンアプリとなったことによる事業環境の変化を確認する。 共通ポイントと購買履歴を複数企業間の販促企画に用いるために解決すべき課題を論じる。PublicationKokugakuin University Economics Review / Kokugakuin Keizaigaku, 2024, Vol 72, Issue 2, p1ISSN0288-6340Publication typeArticle